トリプル台風 冠水や土砂崩れ 人気動画 2015年07月09日 The Million Writingで稼げるまでサポートします トリプル台風列島接近、道路冠水・土砂崩れ・初の真夏日も TBS系(JNN)7月9日(木)18時25分配信 9日夜にも台風9号の暴風域に入ると見られる沖縄県。最大級の警戒が必要です。 日本の南海上で発生したトリプル台風。台風9号は那覇市の南南東の海上を1時間に20キロの速さで北西に進んでいます。現在、台風の強風域に入っている沖縄県。沖縄本島の南城市糸数で最大瞬間風速34.2メートルを観測しました。 観光客で賑わう那覇市の国際通りでは土産物が風に飛ばされないよう慌ただしく作業する姿が。 一方、10日早朝にかけて台風が最も接近すると見られる宮古島。漁船が早々と沖から港へと避難し、暴風雨への備えに追われました。 「ロープでがっちり取って、ふたが飛ばないようにおもりを載せたり。(台風が)大きいので船が心配です」(漁師) また、心配なのが農作物の被害。宮古島では今、ハウスもののマンゴーが出荷のピークで被害を少しでも抑えようと、予定を早め、収穫しました。 「ネットを二重張りにして周りを全部閉めきって、あとは台風を待つしかない」(マンゴー農家) 沖縄本島と離島を結ぶフェリーはすでにすべての便が欠航。本土とを結ぶ空の便も欠航が相次ぐなど交通への影響が次第に広がっています。 一方、台風からの暖かく湿った空気が本州付近にかかる梅雨前線へ流れ込み大雨を降らせました。 「こちら松山市中心部の道路ですが、雨が激しく降り、水が足首の上まできています」(記者) 愛媛県の松山空港では観測史上1位を更新する1時間に66ミリの非常に激しい雨を観測。住宅の床上浸水などの被害が出ました。 この雨の影響で愛知県では土砂災害が発生。 「西尾市の土砂崩れがあった現場です。柵が波打ち、多くの土がなだれ落ちているのがわかります」(記者) 西尾市で道路沿いの斜面が幅10メートル、高さ5メートルにわたって崩れ、信号待ちをしていた乗用車2台が土砂をかぶりました。けがをした人はいませんでした。 一方、強い日差しが照りつけたのは九州。今年初めての猛暑日となった九州各地。佐賀市では、今年全国一の暑さとなる36.2度を記録しました。急激な気温の上昇で、佐賀県唐津市の県立高校では、体育の授業中に2年生の女子生徒7人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。いずれも症状は軽く、すでに帰宅したということです。 今後さらに発達しながら沖縄に接近すると見られる台風9号。土砂災害や洪水、高潮などへの厳重な警戒が必要です。(09日17:53)