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情シスの味方、ワンソース・マルチユースで業務効率を改善 第3回 導入事例に見る「Caede」の実力と



ついに極悪ツール解禁!

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これまで2回にわたり、SCSKが提供する業務向けモバイルアプリケーション統合開発環境「Caede」の特長と機能、およびCaedeの開発基盤として採用されている「Curl」について解説してきた。今回は、実際にCaedeを使ってモバイルアプリを開発/運用している導入事例をもとに、Caedeがもたらした活用効果を探ってみる。

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○迅速な経営判断の実現と売上機会の損失を抑止

インテリア/雑貨小売事業を展開するバルスでは、経営層/マネージャー層は外出することが多く、外出先で店舗別/分類別の売上確認を行えずに経営判断が遅れるという課題を抱えていた。また同社の主要ブランド「Francfranc(フランフラン)」の店舗では、接客時に在庫を確認するために店員がその都度バックヤードに設置されたPCを操作しなければならなかった。このため来店客を待たせたり、繁忙時間帯には十分な接客ができなかったりという課題があった。

これらの課題を解決したのが、Caedeを使って開発した「売上確認システム」と「在庫検索システム」だ。まず売上確認システムの導入により、バルスの経営層/マネージャー層はどこにいても会社支給のiPhoneを使って全ブランドの売上データをリアルタイムに確認できるようになり、迅速な経営判断が可能になった。さらに各店舗に導入した在庫検索システムは、iPod touch向けに用意され、在庫確認時間を大幅に短縮して売上機会の損失を防ぐのに大いに役立っている。

これら2つのシステムは、開発環境にCaedeを採用したことで、わずか2カ月という短期間で導入にいたったという。

「必要な画面数が多くなかったこともあり、非常に短い期間で開発することができました。スタッフの入力動作を極力減らすために、商品名やコードを手入力するのではなくバーコードをモバイルカメラで読み取るという機能を使っています。この機能はバルス様の在庫検索システムに合わせてCaedeで実装したものです。ニーズに合わせてSCSKがすぐに機能を追加できるところは、他の開発環境では決して真似できないCaedeの特長です」と語るのは、SCSK株式会社 流通システム第一事業本部 営業部 営業第四課で営業をつとめる図師洋三氏だ。

○エンドユーザーも使える「マルチプラットフォーム対応ツール」

大手空調機器メーカー 日立アプライアンスは業務用空調機のランニングコスト計算や見積もりを現場で行うという営業支援を目的に、「店舗用インバータ空調機 タブレット端末向けランニングコスト試算ツール」をCaedeで開発した。

従来より、同様のツールはPCシステムとして導入されていた。しかしPCを客先に持ち出して利用するケースは少なく、ランニングコスト計算や見積もりは会社に持ち帰って作成しなければならないなど、商談のリードタイムを遅らせる原因になっていた。そこで日立アプライアンスでは、外回り営業担当者用にiPadを導入。それを活用するために、商談の現場で使えるツールを用意した。

また日立アプライアンスがCaedeを採用した理由は、OSが異なるデバイスに対応したマルチプラットフォーム対応のモバイルアプリを効率良く開発できるためだ。

「日立アプライアンス様は自社の外回り営業だけでなく、ビジネスパートナー様や特約店にもアプリを提供する予定です。社内ではiPadを導入していますが、ビジネスパートナーや特約店ではAndroidタブレットを採用している場合もあります。さらに、App StoreやGoogle Playなどのアプリマーケットからツールが配布されており、エンドユーザーがダウンロードして使うこともあります。このように、OSやウィンドウサイズが異なるデバイス向けのモバイルアプリ開発が必要だったのです」(図師氏)

○SFAシステムのモバイル化を“スモールスタート”で

大手不動産会社 B社では、営業担当者の行動予定や予実管理、営業日報などの報告業務に利用するSFAシステムをモバイル対応にするため、Caedeを採用した。

これまでB社のSFAシステムは、PCシステムとして導入されていたため、営業担当者は朝出社して当日の予定を確認し、営業活動が終わった夕方に帰社してからPCに報告を入力していた。しかし、このSFAシステムをタブレットに移行し、時間や場所を問わずに確認・報告できるようにすることで、“直行直帰”のワークスタイルを実現して残業時間の削減を図ったのだ。

ところが、この開発の背景にはコストやスケジュールに余裕がないなど、多くの制約があったと図師氏はいう。

「タブレットを導入してどこまで導入効果が得られるのかが未知数だったため、最初は予算をあまりかけずにトライアルから始めたいというのがお客様の意向でした。その一方で、既存のPCシステムと同様の機能を使いたいという要望もありました。そこでモバイルアプリとしての機能を一から要件定義するのではなく、まず既存システムの機能の中からモバイル化のメリットがある機能を絞り込みました。さらにサーバーサイドのロジックは、PCシステムのものをそのまま流用することで、クライアントサイドのUI部分の開発だけに注力するといったように、工数をなるべくかけずに実現できる提案を行い、開発を進めていきました」(図師氏)

このようにスモールスタートから徐々に拡張していったり、予算や期間に合わせて柔軟に対応したりできるのも、Caedeの大きな特長だ。

その一方で、導入するタブレットの機種が最後まで決定しないという大きな課題もあった。

「トライアルではAndroidタブレットを採用するけれども、全社展開する際にはそのままAndroidタブレットにするか、iPadにするかわからないという状況で開発がスタートしました。Caedeを使えばワンソースで、どのデバイスにも対応できます。またキーボードのないタブレットにおけるエンドユーザーの入力負荷を軽減するために、音声入力に対応したいという要望にもお応えしました」(図師氏)

これらの導入事例からも、業務向けモバイルアプリケーションを開発するのに、いかにCaedeが有効なのかがよくわかる。そして、開発環境にCaedeを採用した企業が口をそろえて高く評価するのが、SCSKがCaedeの製品開発から保守サポートまで、すべてのプロセスをトータルに行っている点である。顧客からの要望はもちろん、SIerとしての側面も持つSCSK自らがアプリ開発から得た課題やニーズまで、Caedeの機能として素早く反映させられるからだ。

3回にわたる連載を通じ、Caedeの最大のメリットは「複数のデバイス、複数のウィンドウサイズに対応した業務向けモバイルアプリケーションをワンソースで開発できること」だと理解できただろう。さらに開発元のSCSKにより、ニーズに合わせてCaedeの機能拡張が行われるのも大きな特徴だ。

今後、企業の業務向けアプリケーションは、従来のようにPC版を作ってからモバイル版を開発するのではなく、最初からモバイルでの利用を想定した“モバイルファースト”でつくられるケースが間違いなく増えていく。そんな時代におけるモバイルアプリケーション開発環境として“ワンソース・マルチユース”、および迅速かつ柔軟に機能拡張が行われるCaedeの利用価値はますます高まっていくことだろう。

(ノーバジェット)

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引用:情シスの味方、ワンソース・マルチユースで業務効率を改善 第3回 導入事例に見る「Caede」の実力とは?



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引用:情シスの味方、ワンソース・マルチユースで業務効率を改善 第3回 導入事例に見る「Caede」の実力とは?



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