[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
埼玉県は2日、県医療審議会に対し、団塊の世代が後期高齢者となる2025年の県内の入院患者流出入の試算を示した。それによると、増加が見込まれる県内の入院患者を受け入れ切れず、25年には13年に比べて3割以上多い1日当たり2435人の流出超過になると予想。東京都への流出超過が最も多いとしている。【新井哉】
■13年の流出超過は1816人、県内だけで対応できず
埼玉県の医療体制をめぐっては、2013年1月、久喜市の男性が救急搬送時に病院から36回断られて死亡した事案が発生。その後も救命救急センターや二次救急医療機関に空きベッドがない場合、患者の受け入れを断る「応需不可」となるケースが少なくない。
また、県内の自治体の中には、隣接する群馬県の病院に負担金を支出し、患者を受け入れてもらっているケースもあり、県内の医療機関だけでは患者の治療や入院に対応できないのが実情だ。
県によると、13年は1日当たり、東京と群馬、茨城、千葉の4都県から1745人の入院患者の流入があった。一方、流出は、この4都県と栃木県を含め3561人。隣接する1都4県に対し、計1816人の流出超過となっている。
■将来の需要増見据え、病院新設や増床も
こうした状況を踏まえ、県は現状と同じ流出入があるとの前提で試算した結果、25年には1日当たり2435人の流出超過が見込まれることが分かった。流出超過は東京都が最も多く1553人。以下は群馬県(633人)、千葉県(112人)、栃木県(89人)、茨城県(49人)の順だった。
入院患者の県外流出が増える理由について、県の担当者は「(県内の)患者数自体が増えることが推計される」と説明。県は将来の需要増を見据え、病床不足が見込まれる地域での病院の新設や増床を含めた効率的な医療提供体制を構築する方針だ。
引用:入院患者の流出超過、2025年に3割増-埼玉県が13年比で試算、東京が最多
引用:入院患者の流出超過、2025年に3割増-埼玉県が13年比で試算、東京が最多